安全保障関連法案が衆院平和安全法制特別委員会で採決されてしまいました。
残念というか、暴挙。だと思う。やっぱり暴挙だよ。
そりゃ、多数決で勝ったかもしれないよ。でも、そもそもの投票率が悪かった中での圧勝。
実際の指示なんて、25%ぐらいのものだったでしょ。
そりゃぁ、他党はもっと悪かったわけで・・・・
でも、だからこそ説明をして、質問に答えていかなきゃいけないんだけど、話は堂々巡りだし、肝心の話はぼやかされたまま。
私が子供の頃は、お寺などに傷痍軍人の方とかが、空きカン置いて座ってた。
小2の担任の先生は、南方戦線帰りの元軍人さん。戦争の話を道徳の時間にしてくれて、とにかく悲惨。
子供の頃だから「雑草食べた」とかそういう話を聞かされて「うわっ、汚い」みたいな単純な話でしか当時は思わなかったけど、物資の補給のない前線の悲惨さは記憶に残っていた。
そう、アメリカは物資の補給路は徹底的に叩いていたの。戦争じゃ兵站を叩いて戦線を孤立させることが重要戦略。
兵站≒”戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また、実施する活動” だから、この法案の後で自衛隊が担当するであろう任務のこと。
おりゃ、嫌ですよ。殺すのも殺されるのも。誰かに殺しに行けというのも嫌です。
そんなのは、自民党員、公明党員、自公に投票した人、党票を棄権した人でいってください。
今や、アメリカ国債も中国の方が保有していて、アメリカがどちらの味方にも簡単にはならないことが明白。
日本のとる道は、軍事以外での存在感を増加させて、日本がいないと困る世界を作ることじゃないかな。
中国はそれを見越してAIIBなんていう高利貸しまで作って、アジアを飲み込もうとしている。
中国企業のアジア進出の架け橋にもなるかもしれないけど、もう一つは、アジア各国が日本がいなくてもいい状況を作ろうと、日本の影響力を下げるための各種対策を打ってる。
安全保障って、食料の自給率とか、森林や海洋資源をどう守るかとか、そういった「まずは食っていける」状況を作って「多少の圧力にも負けない」強気な交渉ができるようになることが大事で、次に、周辺各国、世界各国にとって、日本がないと困る状況を積み上げていくことが大事。自分が子供の頃はそういうことをしていたように思うんだけど。どうなったんだ?
子供の頃から、考えてみると。
いざ喧嘩をしたら、相手がタダではすまないと思わせるほどの力を持っている奴はいじめられなかった。
次に、徒党を組んでいじめる側に回っている奴は、いじめられていないように見えて、いじめの矛先が変わったらアウト。
だから、自衛隊が強化されるのは私はアリだと思ってます。
同じぐらいに、海洋警備を強化するのも賛成です。海洋を入れれば日本は世界6位の面積を持つ大国です。みすみすどこかに渡す必要は無い。
つまり、周辺に口実を与えず、尊敬されながら、恐れられる。という安全保障体制になっている必要があるわけで、そういう法案には憲法改正も必要というのであれば、法改正を提案すればいいし、解釈だけで乗り切るにも限界がきているというのはどういうことかというのをちゃんと説明するのが政府の仕事だと思う。
また、この大騒ぎの裏でコソコソ決まっている法案もしっかり注目すべき。